「駅から徒歩○分」表示は、何を基準に？





販売図面に記載されている『駅から徒歩○分』の計算方法は『1分＝80m』です。勘違いされている方も多く、「不動産会社の宣伝文句でオーバーに書いている」、「実際はもっと時間がかかる」といった声もチラホラ聞きます。その原因は大方、気の弱い営業、あるいは知識のない営業にあると思います。お客様から表記されている時間の違いを指摘されると、「少しオーバーに書いてあり、実際は○○分って感じですかね」と話を合わせ、適当に答えてしまうからです。

『1分＝80m』だと、一般的な男性の歩くスピードよりやや遅いです。もちろん買い物袋を両手に持った奥様であれば、ある程度はプラスして考えるべきだと思いますけど。ちなみにマンションの場合、中でも敷地が広いマンションに多く当てはまりますが、駅にもっとも近い端から計算されます。駅はマンションに最寄り側の出入口からです(地下鉄は最寄りの出口から)。すると最短距離になりますから、『玄関まで○○分』と表記されているのに2～3分余計にかかることもあるのです。最近はマンションのエントランスで計算している物件もありますから、その方がお客様にとっては親切かもしれませんね。





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